マンション管理組合会計の目的と役割

マンション管理組合会計について説明する前に、「会計」という言葉から何を連想しますか?一般的によく使われる言葉ですが、ずばり「会計」とは何かといわれると、うまく答えられない方が多いのではないでしょうか。実は一口に会計といっても「企業会計」をはじめとして「公会計」、「公益法人会計」、「社会福祉法人会計」など対象によっていろいろな種類があるのですが、多くの方が思い浮かべられるのはやはり一番身近な企業会計だと思います。

企業は、購入(仕入れる)・生産(製造する)・販売(売る)といった経済活動を通して最終的には利益を最大にあげることを目的としています(これを営利目的といいます)。企業の経営者はこの目的を達成するためになるべく効率的な経営を行うことを目指しますが、その際にはいくら儲かっていて、いくら損しているのかといったこと(損益状況といいます)やどれだけ資金や設備をもっていて、どれだけ借金があるのかといったこと(財政状態といいます)を把握する必要があります。これらの情報は企業の意思決定を左右する重要な要素の一つであるからです。

このように、企業における経済活動を貨幣の価値によって評価し、意思決定に有用な情報を提供するしくみを「企業会計」といいます。そしてその目的は企業の経営成績をお金というものさしで測って明らかにすることといえるでしょう。

これに対して、「管理組合会計」はどうでしょうか。マンション管理組合は利益を上げることを目的としていません(非営利目的といいます)。マンション管理組合の目的は、すべての組合員の大切な共有財産であるマンションを維持管理することです。そのためには当然お金がかかりますので、管理費や修繕積立金という名目で組合員の皆さんから集め、無駄遣いのないように大切に管理していく必要がありますが、ただ管理していればよいというわけではなく、そのお金をきちんと決められた用途に使ったのかどうか、集めたお金で足りたのかどうか、集めたお金が今いくら残っているのかどうかといったことを定期的に報告しなければなりません。これらの情報を提供するしくみが「管理組合会計」なのです。

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